東アジアにおける日本の重要性

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東アジアにおける日本の重要性とは有事の際などに我が国がどのような役割を果たすのかを読み解いたものです。

日本列島[編集 | ソースを編集]

日本列島

 日本は東アジアの中でも最も東に位置します。ここで抑えて置きたいのが中国、台湾との関係性。中国は決して東とは言えませんが沖縄諸島を見るとかなり近い。昨今、有事が起きそうになった台湾と日本最西端である与那国島は110kmほどしか離れていません。

中国にとっての日本[編集 | ソースを編集]

 2021年のGDP世界ランキングを見てみると日本は世界3位という経済大国です。[1]しかし、2位である中国との経済規模の差は大きく日本が約5兆ドル、中国約15兆ドルと3倍もの開きがあります。経済力の殴り合いとなった場合まず日本は勝てないでしょう。ですが軍事力で見ると少し変わった事実が分かります。2022年の軍事力ランキングを見ると(日本は自衛隊の兵力を入れています)日本は5位[2]で中国は3位です。これは人民解放軍が240万人という兵力を持つからの数字であり同数の兵力で比較した場合は日本が勝るということです。これにGDP世界3位も加えると中国にとって日本は馬鹿にならない相手であることが読み解けます。実際に人民解放軍が自衛隊機を標的としてミサイルの標的にしていました[3]。これは先程述べたことの表れであると同時に有事の際に日本が巻き込まれる恐れが高いこと示しています。14億人という人口は中国の最大の武器であり弱点です。仮に台湾へ侵攻すれば世界中からの制裁は避けられません。ロシアと比べて資源の埋蔵量が多い中国ですが原油が圧倒的に不足しています。[4]その石油の8割はマラッカ海峡を通過するですが、[5]ここを抑えられれば中国14億人の人口全ての原油などをまかなうことは難しくなります。現在、中国共産党は強権統治と優遇制度で支配を続けていますがこんな状況に追い込まれれば国民からの反発は必至です。最悪の場合、習近平体制が崩壊しかねるという自体を引き起こされかねません。

台湾にとっての日本[編集 | ソースを編集]

 日本と正式な国交はありませんが民間では非常に交流が盛んな台湾。ウクライナに続いて中国が台湾の海上封鎖したことは東アジア全体に非常に衝撃をもたらしました。台湾には親日家が多くいることで知られていますが中には「台湾の利益のため」といって日本寄りになる人も少なくありません。台湾にとって日本を使うことは対中での大きな利益となります。安全保障上、経済的な意味も含めて。更にはアメリカの後ろ盾というビッグなおまけまで付いてきます。日本にとっても台湾は重要です。安倍元総理の「台湾有事は日本有事」という発言からも分かると思います。台湾を中国側に取られると太平洋への進出拠点を確保されてしまい、沖縄を攻められる可能性がより一層高くなります。平和を守るためにも日本は東アジアの対中の最後かつ最強の砦とならなければいけないのです。

脚注・出典[編集 | ソースを編集]

書籍情報[編集 | ソースを編集]

東アジアにおける日本の重要性

2022年8月25日
作者:Buel
分類:解説書
編集者:Buel,1108-Kiju,Funa-enpitu,ナムコォッ!